我龍 真吾(がりゅう しんご、男性、1975年6月23日 - )は、日本のキックボクサー。別名"喧嘩師"。5階級制覇という偉業を成し遂げている。現・WMF世界ライトヘビー級王者・UKF世界ライトミドル級王者。東京都八王子市出身。本名は山本真吾、当初のリングネームは鷹山 真吾(たかやま しんご)。ジム「ファイティングマスター」(東京都・高尾駅)のオーナー兼会長を務める。
人物
- 過去に王者まで上り詰めるも、アクシデントで永久追放され、長期間流浪した経験を持つ。
- 試合開始前のリング上でのルール説明時に、独特のポーズでメンチ切りを行うのが恒例となっている。
- 我龍の持ち味に、「我龍タイム」と呼ばれるものがある。これは最終ラウンド残り1分を切ると、ノーガードで相手と殴りあうというものである。
- 過去のプロフィールに『職業:チンピラ、趣味:カツ上げ、苛め』などと人を食った文章を書いたことが示すように一時期はかなりヤンチャであった。
- 大麻所持で逮捕された2009年5月26日付けの日刊スポーツの記事によると、暴走族所属などのプロフィールは作られたキャラで、本当はむしろ、ヤクザや暴走族を忌み嫌っていた(それくらい正義感が強かったので大麻所持が信じられない)という関係者の談話が紹介されている。
来歴
中学・高校の同期生に
- プロ総合格闘家、石井淳(超人クラブ)
- プロ総合格闘家、コウジ・ギャトヴィチアン(超人クラブ)
- スカ・ハードコアバンド「Step by Step」のリーダー
がいる。交友関係にヘヴィー・ミクスチャー・バンド「ドアマット」がいる。
地元・八王子で暴走族に所属し、軽い気持ちで地元のキックボクシングジム「尚武会」(新日本キックボクシング協会)に入門する。ケンカでは自信があったが、ジムで練習していた女子選手とスパーをしても到底かなわない。一念発起し、生活をキック中心に変える。鷹山真吾という名でデビュー。一気に注目を浴びる人気選手となり、日本ライト級王者まで上り詰める。入場テーマは「つっぱりハイスクールロックンロール」、金髪に髭という分かりやすい不良キャラクターでファンの印象に残った。
尚武会での練習とは別に、親友の石井が主宰する「超人クラブ」において打撃・寝技問わない合同練習を続けた。
テレビで私生活の取材が入り、その意外なキャラクター(見た目は怖いが、実は好人物)に好感が持たれ、さらに人気が上がる。しかし、他の人気選手とのタイトル戦を、あおりにあおった末に、真吾側の個人的事情でドタキャン。激怒した協会(伊原会長)により追放された。発端が真吾の責にあることから、他の協会からも敬遠され、キックボクサーとしてあがれるリングがなくなってしまう。
2003年初頭には練習もやめ、格闘技界から離れた。
2003年7月9日、『DEMOLITION atom』のメインイベント(総合格闘技ルール)で似田貝旭と対戦し、判定負け。興行の1週間前のオファーであったといい、Team ROKEN(今成正和のサークル)において練習を行った。
2004年12月5日、リングネームを我龍 真吾に改名し、全日本キックボクシング連盟に参戦。清水貴彦と対戦し、再延長Rまで突入する接戦となったが、判定負け。
2005年6月19日、R.I.S.E.で龍二と対戦。3R終盤には足を止めて打ち合いを見せるも、大差で判定負け。
2005年10月12日、K-1 WORLD MAXデビュー戦でサミール・ベルバーチにKO勝ち。
2006年2月4日、K-1 WORLD MAX 2006 〜日本代表トーナメント〜では、レミギウス・モリカビュチスに8秒でKO負け。
2006年2月25日、K-1 FIGHTING NETWORK KHAN 2006 in BUSANに小次郎の代役として緊急出場。試合をやや優勢に進めるものの、ムン・ジョンウンに延長判定の末、1回戦で敗退した。
2006年5月17日、J-NETWORK「GO! GO! J-NET '06 〜Invading the DRAGON〜」で「喧嘩×テコンドー」として、尾崎圭司とエキシビションマッチを行った。我龍は特攻服、尾崎はテコンドーの道着を着用しての対戦となった[1]。
2006年7月1日、東京都八王子市高尾町(高尾駅)に自身のジム「ファイティングマスター」を開設[2]。
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