社会福祉法人信楽福祉会 平成22年度事業計画
基本理念
■誰もが住み慣れた地域の中で、安全かつ安心して普段と変わりない、その人らしい暮らしを
続けられるような憩いの場を提供します。
■家族や地域の方々にサポートしていただきながら、ご利用者の立場に立ち、プライバシーや基本的人権に配慮しながら、その人らしい自立した社会的生活が送れるよう暖かいサービスの提供を目指します。
運営方針
去年から続く国際的な信用不安と世界経済の急激な下落が、我が国にも波及し国内の景気も低迷し経済への影響も益々深刻化しつつあります。
こうした中、福祉業界においては、介護保険制度の見直し改正時期であるが今回の改正点は介護従事者の人材確保と処遇改善が取り上げられてはいるが、具体的な内容はきわめて厳しい状況にあります。
信楽荘においても介護職員の不足が続くなかで老朽化する設備の改修等における費用が発生し、更に厳しい事業運営を迫られております。
こうした状況で、施設利用者は年々増加傾向で待機者も多く、誰もが住み慣れた地域の中で安全で安心して暮らせるよう推進する使命があります。それには人権を尊重し、明るく快適な生活の場を提供し自立支援を促し、且つ社会的、文化的生活への参加を増進させることを目的に、施設が持つ機能を効果的に開放し福祉の拠点として、地域住民と密着した施設の機能を高める事を運営方針と致します。なお、本年度より信楽荘の基本理念に基づき、職員の仕事に対する心構えとして下記の項目について、全員が周知徹底し機会あるごとに、唱和を行い職員のモラルと基本理念に向けて取り組むよう心掛けます。
職員の心構え
1,私たちは、「思いやりのある」「温かい心」で介護に努めます。
2,私たちは、「謙虚な姿勢」で「誠意ある質の高いサービス」に努めます。
3,私たちは、「専門職」として、「技術の向上」をめざし最善を尽くします。
4,私たちは、「愛され」「親しまれ」「信頼される」施設をめざします。
描画とペイントされているもの 援助目標
特別養護老人ホーム 信楽荘
入所者の人権の尊重、プライバシーの保護、自己決定の尊重に配慮し入所者の自立を支援し、個人にあった介護を提供しながら、家族や地域の方々と共にサポートしていきます。またその人らしい健やかで、穏やかな生活を送っていただけるよう支援し、共に喜び、感動できるよう心の通った介護(やさしい言葉がけ)に努めます。
また、機能訓練として入所者の意向に基づき、専門家の支援を得ながら個別のプログラムで無理のないよう意欲を重視し、リハビリを通して関わりをもち楽しく実施できる工夫を行います。
去年より訪問歯科診療による快適な口腔内の状態を保ち、食事を美味しく食べて頂けるように週1回実施し、口腔内のケアーによる健康管理に取り組んでいます。
短期入所生活介護(ショートスティ)
家族を含めたニーズに答えられるよう関係機関のケアマネージャーと連携し、信楽町を中心に近隣の市町村からの利用受け入れを緊急時を含め確保するように努めます。利用者に関しては、認知症のある方が落ち着ける環境を提供し、その人の持っている能力に注視し、生きる意欲、希望を可能にできるような自立支援を行って行きます。
また介護予防事業は利用者が自立した日常生活を営む事ができるよう、支援および機能訓練を行うことにより利用者の心身機能の維持回復を図り、利用者の生活機能の維持向上に努めます。
通所介護(ディサービス)
豊楽(通常型)
1日40名の利用者を受け入れ、個々のケアプランに基づき、日常生活上のお世話や個別の機能訓練などを実施します。カンファレンスに参加し、ケアマネージャーや各関係機関との連携を密にしサービスを提供します。また、介護予防サービスも積極的に受け入れるよう体制を整え、年間を通して実施しているゲームや個別レクリエーションは、機能訓練や利用者同士のコミュニケーションの他に、次回の利用者への楽しみにつながる事を目的とします。
1日10名を定員とし、専門的な認知症ケアに取り組み、「なじみの顔」「なじみの場所」で心身ともにそのひとらしく、安心して穏やかに過ごしていただけるよう支援をします。また、デイサービスの利用が、生活の一部になっている事を意識し、在宅時・デイサービス利用時共に安定した介護および生活ができるように家庭と連携を取り、併せて、家庭参加の行事やレクリエーションを通して協力をしていただくよう努めます。
居宅介護支援事業(在宅介護支援センター)
在宅高齢者やその家族の人権を擁護し、多様化する福祉ニーズを把握すると共に、地域住民(民生委員、健康推進委員、福祉推進委員、ボランティア)や関係機関(保健、医療、福祉)との連携を密にして、居宅介護サービスを利用される一人ひとりを大切にして、本人が望むべき在宅生活が維持できるように支援します。また、居宅介護支援センター自身から信楽荘の啓発活動に努めます。
給食
利用者が安全で快適な家庭的な生活が出来るように、栄養面、衛生面を基本においた食事提供と生活援助を行います。また、職員の資質向上のため内外の研修会、勉強会に参加します。
防火 防災対策
老人ホームという高齢者の生活施設であり特別な事情から防火、防災は常に注意を喚起し、初期消火の徹底と自主避難訓練及び消防隊との総合訓練等、年3回実施します。また消防用設備基準を尊守し、消火器、火災報知機、屋内消火栓、ガス漏れ感知器、非常誘導等、懐中電灯、非常通報装置等を完備し、点検を怠らないようにします。特に利用者の火気取り扱いには細心の注意を図ります。
職員の処遇
本年度より「職員の心構え」を各人に携帯し、会合等において唱和を行い職員のモラル向上を図るとともに、各種の研修会への積極的な参加を促し、職員会議やグループ会議において復命会を行います。また外部講師による施設内研修を実施し、職員の資質向上を図り、あわせて各種資格の取得(社会福祉主事、介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉士)を奨励します。
施設の地域開放
施設と地域の関わりを重点に介護者の集いや行事等に参加してもらえるムード作りや学校関係、保育所、町文化祭作品展示等との関わりを深め、利用者とのふれあいや納涼祭、運動会等の行事に積極的に参加し、交流を図ります。また、広報誌による施設の情報公開を行い地域に開かれた施設を目指します。
ボランティアの受け入れ
町内全域の有志の方々による清掃ボランティアの受け入れや、日赤奉仕団による昼食献立ボランティア、各種趣味活動のボランティア等ニーズに合わせたボランティアの受け入れを積極的に行います。
施設管理の取り組み
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